2010年5月9日日曜日

今週の展望

◆先週のまとめ
  • 米株急落、取引システムの課題浮き彫りに

リアルタイムで見てました。リアルタイムで目撃された方の多さにびっくり。登録させて頂いているブロガーさん達も多くがリアルタイムで釘づけだったみたい。


      6日のニューヨーク株式市場では午後の取引でダウ平均が突然暴落する異常な値動きになった。誤発注をきっかけに株価が急落。コンピューターによる高速取引システムが自動の売り注文を出し、連鎖的に売りが膨らんだとの観測が出ている。  この日のダウ平均は午後2時30分前後に突如として暴落し、約20分の間に600ドル超下落。ダウ平均は一時前日比998ドル安と取引時間中として過去最大の下げを記録した。  日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)はこの間に約4割下げた。米メディアによると、50ドル台で推移していたボストン・ビール・カンパニー株は一時1ドル割れと、株価が「無価値」に接近した。  複数の銘柄を一度に売買する「バスケット取引」で、金融機関の証券トレーダーによる誤発注が発生。米メディアによると大手米銀シティグループのトレーダーがP&G株取引で「ミリオン」(100万)単位で注文を出すところを、誤って「ビリオン」(10億)と注文をした可能性があるが、同社は「確認できない」としている。  売りが市場全体に波及したのは、自動取引システムが一因とみられる。米国ではコンピューターが株価や売買高などの条件を計算して、自動で小口注文を出す「アルゴリズム取引」が幅広く利用されている。この取引では、市場の売買高が膨らんだ時にその分だけ注文を増やす傾向がある。  これによって「コンピューターを通じた売り注文が一気に膨らみ、下げを加速させた」(欧州系証券トレーダー)との見方は多い。株価に与える影響を抑えて注文を効率的に執行する取引システムとされてきたが、結果的に売りが売りを呼ぶ悪循環となり、株価の振れ幅を大きくした格好だ。  ニューヨーク証券取引所では、P&Gなど暴落した一部の銘柄について取引を中断して値動きを制限する「サーキットブレーカー」を一時的に発動した。しかし「ダウ平均の下落幅が発動条件となる1050ドルに達しなかったため」(広報)、大半の取引は継続した。  極端な安値を付けた後に、割安感から一般の投資家などの買い注文が殺到。ダウ平均は最安値からわずか10分程度で500ドル近く値を戻した。  ナスダック市場を運営するナスダックOMXグループなど各取引所は、同日午後2時40分から午後3時までに価格が60%以上変動した取引を取り消すと発表した。  米国の証券取引所には、直近の約定した株価から次の取引で成立した株価が一定の水準まで乖離(かいり)した場合に、約定を取り消せる規定がある。  日本でも2005年12月に、ジェイコム株の誤発注事件が起きた。この時は東京証券取引所にまだそのような規定がなく、損失の負担を巡り誤発注を出したみずほ証券と東証との間で訴訟に発展した。 (ニューヨーク=川上穣)

      出典:

      ついに、アルゴリズムの破壊力を確認した形に。日本でも先日、富士フィルムが・・・
      http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=201004001 



    • EU緊急首脳会議:ユーロ危機、結束演出



      欧州連合(EU)のユーロ圏16カ国が7日の緊急首脳会議でユーロ防衛基金の設立で合意したのは、ギリシャ危機が世界連鎖株安に拡大し、「欧州発の信用不安を沈静化させなければ、08年秋のリーマン・ショックの再来になりかねない」との危機感を募らせたためだ。だが、市場では「ユーロ圏の対応が後手に回って問題を深刻化させており、危機収束にはより踏み込んだ対策が必要」との見方は根強い。【清水憲司、ロンドン会川晴之】  「ユーロ圏は、最大の危機を迎えている。ユーロの安定と統一を保証するため、全力を尽くすことを決めた」。フランスのサルコジ大統領は、緊急首脳会議後の会見で、国際金融市場を混乱させている欧州信用不安の封じ込めにあらゆる手段を活用する姿勢を強調した。  ギリシャの巨額財政赤字は、経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長が感染性の強いエボラ出血熱に例えたように病原菌が拡散。ギリシャだけでなく、財政赤字が深刻なポルトガル、スペインなどの国債価格も急落(利回りは急上昇)した。  防衛基金の内容は9日のユーロ圏財務相会合で決まるが、EUの行政府の欧州委員会が市場から資金を調達し、財政難に陥ったユーロ導入国に融資する仕組みと伝えられる。欧州での信用不安の連鎖を断ち切り、ユーロ圏の信頼を回復させたい考えだ。  しかし、格付けが「投機的」に引き下げられ、紙くずになる恐れがあるギリシャ国債のほか、ポルトガルやスペインなどの国債を、どの金融機関がどれだけ保有しているかがはっきりしない。このため、市場では疑心暗鬼が広がり、日米欧の株価が急落した。リーマン・ショックを深刻化させたのは、デリバティブ(金融派生商品)の証券化商品が世界中で取引され、その損失がどこにひそんでいるか分からないためだったが、これと似た状況に陥りつつある。  ギリシャの巨額財政赤字は昨年末に発覚したが、ユーロ圏の支援が正式に決まるまでの過程について、英王立国際問題研究所のバネッサ・ロッシ氏は「あまりにも遅かった。市場との対話もできていない」と指摘する。レーン欧州委員(経済通貨担当)は7日発売されたフィンランドの週刊誌で、ギリシャ危機に有効な手立てを講じなければ「リーマン・ショックと同じ事態になる」と、ようやく強い危機感を表明した。  防衛基金について、市場では「各国ごとに財政が分断されているユーロの構造問題に切り込む対策と考えられ、ユーロの信頼回復の兆しになり得る」(みずほコーポレート銀行の唐鎌大輔氏)と一定の評価をする声もある。だが、「問題の本質である財政再建のメドが立たないことは変わらず、時間稼ぎの対策にすぎない」(第一生命経済研究所の嶌峰義清氏)との厳しい見方も根強い。  市場の不安を意識して、ユーロ圏の一部首脳からは、危機に陥った国の国債を欧州中央銀行(ECB)が買い入れるなど、「信用力の低い国債を買うと中央銀行の信認を傷付ける」として、タブー視されてきた手法の導入を求める声も出ている。

      ◇政策不一致、もろさ露呈
      08年秋のリーマン・ショックとギリシャ危機は、それまで経済が順調に発展していたことで隠されていた「単一通貨、単一金融政策なのに財政政策はばらばら」というユーロ圏の構造的なもろさを浮かび上がらせた。  経済危機に見舞われた国は通常、財政出動か金融緩和で景気回復を図る。しかし、巨額の財政赤字を抱えるギリシャは、景気対策どころか逆に緊縮策を迫られている。利下げや輸出拡大のための通貨切り下げも独自にはできない。欧州統合に懐疑的なチェコのクラウス大統領は4月末、ドイツ紙に「ギリシャ危機は、通貨を4割切り下げれば解決する」と述べ、危機の原因は自国通貨の切り下げができないユーロの仕組みにあると指摘した。また、「政治、文化などが国によって異なる」(ユンケル・ルクセンブルク首相)ことから、意思決定に手間取ることも多い。英保守党「影の内閣」のオズボーン財務相は4月28日、「英国がユーロではないことを神に感謝する」と、ギリシャ危機への対応をなかなか決められない状況を皮肉った。  6日の外国為替市場でユーロ相場は一時、1ユーロ=1.25ドルに急落した。ギリシャ危機が深まり始めた昨年11月末の高値に比べ17%、この1週間だけでも4%それぞれ下落するなど急ピッチで値を下げている。危機が広がれば、市場でささやかれる「ドイツの離脱など、『ユーロ崩壊』」(エコノミスト)の懸念が現実味を帯びかねない。 

      出典: http://mainichi.jp/select/world/news/20100509k0000e030007000c.html
    ユーロ円、この下は深押しになりそうだけど、踏みとどまってほしい。でないと欧州が・・。



    ◆今週の展望
    • 今週は展望はお休みします。先の展開、読めるわけないです。

    2 件のコメント:

    1. バイキンマン112010年5月10日 1:03

      しーちゃん
      元気そうで、よかったですー

      気にしてましたが、そういえば、飛行石を求めて
      とあったような、と思いまして
      見ましたら、よかった
      流石に色々と研究されてますね

      お互いがんばりましょうね

      >私はトレーダーではないということである。私はシステム運用者だと

      FXで魔術師達の一人のカリスマFXコーチであるロブ・ブッカーは、自分はトレーダーではなくバックテスターだと言ってるそうです
      今でも常にバックテストを行い、検証するそうです
      それが仕事だそうです
      カリスマトレーダーはそうらしいです

      さて、おつかれさまー
      えいえいおー

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    2. ままさん、お久しぶりですぅー。
      わざわざ遠いところ?まで
      お越しいただきましてありがとうございますー。

      カリスマトレーダーへの道は険しいですが、
      頑張りたいです。

      えいえいおー(^o^)丿

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