2010年4月23日金曜日

ゴールドマンCEOは喧嘩の仕方を知っている?

こういう場合、欠席するような責任者は負けと思う。さすがゴールドマン!

オバマ演説、どう聴いたゴールドマンCEO(NY特急便)
米州総局 伴百江

2010/4/23 7:58

22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅高で終わった。ギリシャの財政不安が再燃し、ダウ平均は一時100ドル超下げたが、コーヒーチェーンのスターバックスなど前日発表の決算内容が市場予想を上回った銘柄が買われ、株価は何とか持ちこたえた。
市場参加者の関心はこの日、マンハッタンで行われたオバマ米大統領の演説に集中した。金融危機の再発防止に向け、金融規制改革を断行する決意を表明した演説は、ウォール街からわずか数ブロック北にあるクーパーユニオン大学の講堂を会場に選んで行われた。
会場には大統領の金融規制改革の指針「ボルカー・ルール」の提唱者、ポール・ボルカー元米連邦準備理事会(FRB)議長や、アンドリュー・クオモ・ニューヨーク州司法長官らウォール街に目を光らせる面々が集結。そんな中で「時の人」、ゴールドマン・サックスの最高経営責任者(CEO)、ロイド・ブランクファイン氏も来賓席に姿を現した。
ホワイトハウスはJPモルガン・チェースのダイモンCEOシティグループのパンディットCEOらも招待したとされるが、これらの重鎮はみな欠席。非難が集中しているブランクファイン氏にとって、聴衆の冷たい視線を浴びながら演説を聞くのはさぞかし勇気のいる行動だっただろう。
「一つ一つの取引やレバレッジの背後に家を買ったり、教育費を支払ったり、退職金をためる普通の人々がいることをウォール街の一部の人は忘れてしまった」。演説での大統領の指摘は、米証券取引委員会(SEC)の提訴の対象となったサブプライム住宅ローン担保証券をベースにした合成債務担保証券(CDO)の組成など、「錬金術」を駆使したゴールドマンのビジネスを指弾しているようにも聞こえた。
金融規制改革の実現にはなお関門が待ち受けるが、どんな改革も実行する前には抵抗がつきものだ。大統領は過去の米タイム誌の記事を引用。銀行幹部らがある金融規制の導入に抵抗した「歴史」を披露した。記事が掲載されたのは1933年6月。新規制とは、金融機関が支払う保険料で預金者を保護する米連邦預金保険公社(FDIC)の設立だった。

それから77年。FDICの存在に異議を唱える関係者はいない。

出典:
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959CE0E1E2E29F8DE0E1E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2

1 件のコメント:

  1. 今朝の上り列車、途中下車で正解だったのかな。現在、NK225=10,925

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